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経営者の最終選択 ~会社とどう袂を分かつか~

皆様こんにちは。

キャッシュフロー経営推進全国会認定講師の山口です。

本日のテーマは【経営者の選択 ~会社とどう袂を分かつか~】です。

唐突ながら、私は毎回必ず支援先の社長に次のような質問をさせていただいております。

「いつか必ず終わりがくることを考えていますか?」

会社というものは一つの生き物だとしたら無機質であります。

当然人の血が通った組織ではありますが、会社そのものには寿命がありません。

つまり、未来永劫ずっと継続していく会社を作ることが可能だということです。

ただし、人の命には寿命があります。

何が言いたいのかというと。会社は続いていくけれどもあなた自身は会社と袂を分かつときがいつかやってくる、それが現実です、その時のことを考えていますか?ということです。

いつか必ず終わりがやってきます。

例えば自分の身体がうまく機能しなくなったときであったり、病気になってしまったとき、そのようなときに果たして会社と皆さん自身はどのような状態でも分かれることができるように準備をしているか、または考えたことはありますでしょうか。

そしてまた、会社との別れ方というものには4つの選択肢があるということをお伝えします。

4つの選択肢

1.事業承継

身内の方、あるいは第三者の方かもしれませんが、後継者の方に今の自分のポジションを承継することで会社と袂を分かつという選択です。

2.M&A

企業買収合併です。

あるいは、営業権を譲渡するという形など、会社を継続させていくためだけでもいくつか選択肢があります。

逆に、会社を辞めるという選択をして袂を分かつということも考えられます。

ただその時には以下の2つしかありません。

3.倒産

これは絶対避けたいことではありますが、続けたくても続けられないというどうしようもないことでもあります。

4.廃業

もう自分の代でやめよう、私の代でこの仕事はもう終わりよ、という形で会社と共に自身も袂を分かつという選択です。

上記のような選択をできるような状態を経営者は考えておかなければなりません。

承継するのか、あるいはどこかの会社に買っていただくのか、あるいは合併してもらうのか、あるいは誰にも迷惑をかけないようにやめられるような状態をキープしていくのかということです。

これらのことを考えておかないと、いざ袂を分かつという時にその状態になっていなければ多くの方々に多大な迷惑をかけてしまうことになるでしょう。

きちんとした形で自分自身が健全にハッピーに会社と袂を分かつことができるよう準備をしていく必要があります。

そのためには、相手がいるということを考えておかなければなりません

事業承継にしても後を継ぐ人がいます。

M&Aにしても合併にしても、事業譲渡にしても、それを購入してくれる、あるいはそれを受け入れてくれる、そのような相手が存在します。

廃業も「やめていいですよ、お疲れ様でした!」という状態でないとやめることすらできません。

「いやいや社長、今やめられてもこれだけ借金があるからダメですよ」とやめることができない社長さんが世の中どれだけいるかご存知でしょうか。

実はめちゃくちゃたくさんいらっしゃいます。

そのような状態になって、果たして本当に人生を終えるときに「幸せだった」と言えるでしょうか。

だからこそ、何よりも自分自身が考えておかなければならないのです。

自分の人生を幸せにしていくために会社も存在していくのではないでしょうか。

会社とはあくまでも目的ではなく、自分の人生を幸せにしていくための一つの環境であり、そしてツールであります。

いつか必ずやってくる別れの時に備えて、今からできることを少しずつ計画的に積み重ねていくということが非常に大切なのではないかと思うのです。

理想の終わり方を選択できるよう、これからでも遅くはありませんので準備をしていきましょう。

それがなぜかについてはまた次回もう少し詳しく書かせていただきます。

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