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キャッシュフロー認定講師の渡辺です。
先日、加盟店が150店を超える中古車販売のフランチャイズを展開されているクライアント様の経営計画策定をご支援するため、2日間の合宿を行いました。
急成長を遂げていることもあり、各事業の目標や責任の所在が明確になっていないということが課題だと伺ったため、各事業部長様が主体的に目標と戦略を立てるということを合宿の目標として設定しました!
皆様は期首に1年間の経営計画をどのように立てられていますか?
本日は、今回行った合宿の成果をシェアしますので、皆様の参考になれば幸いです。
経営計画合宿
さて、まずはじめにテーブルにお菓子を用意してください(笑)
実はこれ、意外と思われるかもしれませんがとても大切なのです!!
長時間の会議でも、常に前向きでポジティブな発想を持つためには、楽しく愉快に会議を行うという空気作りが欠かせません。
途中で何度も追加が必要になるくらい、今回も皆さんお菓子が進んでいました。
【1日目】
まずは今期の振り返りから来期の売上種別と売上目標件数、売上高目標を設定し、原価予測をして各種別の粗利を設定します。
そして経費の戦略を立て、月ごと、年間の利益計画を決め、キャッシュがどのくらい増えるのか、各事業部の目標キャッシュフロー利益のイメージを共有することができました。
各事業部の利益計画は、加盟店の増加に伴って月の売上も期末にかけて増えていく計画になっていました。
ここでポイントとなるのは、実際に数字を落とし込んで、売上計画を達成するために再度利益計画を検討してみるということです。
この売上の増加は予算通りの広告費で実現できるのか、全国に加盟店を増やすために訪問時に交通費はかからないのか、人件費率が低くなっていく計画だがこの人員で仕事は回るのか、など、質問をしていきながら経費をしっかり予算化することができ、より精度が高い利益計画書を策定することができました。
今回計画を立てた予算に対する実績を、毎月追っていき達成に向けて今後もサポートしていきます。
【2日目】
計画を実行し実践するためには戦略が必要になります。
私たちのコンサルティングでは、各事業部の責任者が主体的に、自ら戦略を立案できる会議の進行を強みとしています。
この会議を“P-UP会議”と呼んでいますが、ブレーンストーミング方式で全員が等しく発言することができ、
実現するための課題点を洗い出し、
解決するために取り組むべきことをプロジェクトとして策定することが特徴になっています。
また、そのプロジェクトをいつまでに完了させるのか、時間軸まで決定し、計画を実践、成果が出るところまでをサポートしています。
まとめ
この2日間を通して、各事業部長が策定した利益計画・実行計画について、最終的に代表者に決済をいただくことができました。
【計画なくして成功なし】
期首に経営計画を立てるか、または何も計画を立てることなくスタートするのか、
この選択一つで得られる成果は大きく違ってきます。
是非皆様も経営計画合宿に取り組んでみてください!